| 文昭関∶文昭关 wén zhāo guān |
「臥薪嘗胆:卧薪尝胆 wò xīn cháng dǎn」の故事で有名な呉越の死闘の物語。
父と兄を国王に殺された伍子胥(ごししょ)が、復讐を誓い、国外に亡命しようと国境まで逃げたが、すでに関所には人相書きが配られていて、通過できない。そこを、東皋公(とうこうこう)にかくまわれ、東皋公は、自分の友人を伍子胥に変装させておとりにし、そのすきに伍子胥を関所から逃げ出させた、という筋書き。 |
| 覇王別姫∶霸王别姬 bàwáng bié jī |
「四面楚歌 sì miàn chǔ gē」の物語。
秦の始皇帝が死んだあと、各地で英雄が挙兵したが、最後に項羽と劉邦の二人が勝ち残った。項羽は、戦場では無敗を誇る勇将だったが、謀略や諜報戦で劉邦側に負け、垓下の地で劉邦軍に包囲された。ある夜、四方の敵陣から故郷の楚の歌が聞こえてきた。故郷がすでに、敵軍に占領されてしまったと勘違いした項羽は、自分の最後が近いことを知り、妃の虞姫(ぐき)と別れの酒宴を開く。虞姫は剣舞いを舞ったあと、項羽の足でまといにならぬようにと、自害して果てるという筋書き。 |
| 虎牢関∶虎牢关 hǔ láo guān |
三国志の中の物語。
董卓(とうたく)征伐を目指す曹操(そうそう)が、劉備・関羽・張羽の協力を得て、対する董卓軍の総大将・呂布と戦う物語。 |
| 空城計∶空城计 kōngchéngjì |
三国志の中の物語。
諸葛孔明の部下・馬謖(ばしょく)は、孔明の命令に違反して独断専行したため、名将・司馬仲達ひきいる魏(ぎ)軍に大敗し、司馬仲達は、全軍をあげて、がらあきになった孔明の本陣を攻撃。
孔明の本陣には、わずかな兵しかおらず、孔明は、わざと城門を開けさせ、自身城門の上にのぼり、琴を奏で、無防備のまま魏軍を迎えるという戦略にでると、これまで孔明の奇計に苦杯をなめてきた司馬仲達は、あまりにも無防備な城を見て、城内に孔明の罠が仕掛けてあるに相違ないと危惧し、撤退したという物語。 |
| 白蛇伝∶白蛇传 bái shé chuán |
四川省の山奥で修行をした女仙・白素貞は、美女の姿をしているが、実は白蛇の妖怪。白素貞は人間界の恋愛にあこがれ、妹ぶんの小青(実は青蛇の妖怪)を連れて、西湖の断橋に遊びに来たところ、そこで人間の男・許仙と出会い、恋に落ちる。白素貞は自分の正体を隠したまま、許仙と夫婦になった。
だが、人間と妖怪の結婚は自然の摂理に反すると、金山寺の高僧・法海和尚が、二人の仲を裂こうと、あれこれ画策する。
白素貞は、法海のくりだす仏法の神々と戦うが、最後は負けて、西湖の塔の下に封じ込められてしまう。その後しばらくして、小青に助けられる、という筋書き。 |
| 西廂記∶西厢记 xī xiāng jì |
時代は唐、受験生の張君瑞(ちょうくんずい)は、科挙の試験を受けるための旅の途中で、蒲東(ほとう)の地を通りかかり、普救寺に宿をかりた。そこで、今は亡き先の総理大臣の娘、崔鶯鶯(さいおうおう)と出会い、一目惚れした。
張君瑞は、崔鶯鶯の女中である紅娘(こうじょう)に、自分たちの仲を取り持ってくれるよう頼み、叱られる。
ちょうどそのとき、軍人の孫飛虎(そんひこ)が反乱を起こし、美貌の令嬢である崔鶯鶯を手に入れるため、普救寺を包囲、鶯鶯の母親は、誰でもいいから孫飛虎の軍を撃退した者に娘を嫁がせることを約束した。張は、友人である白馬将軍・杜確(とかく)に手紙を書いて救援を頼み、孫飛虎軍を撃退。
鶯鶯の母親は、一介の受験生に娘を与えることを嫌がり、約束を破って、張君瑞と鶯鶯を義理の兄妹とすることでごまかしたが、張君瑞は紅娘に助けを求め、同情した紅娘が、張君瑞が書いたラブレターを鶯鶯に渡す。
張君瑞は夜、壁を乗り越えて鶯鶯の部屋にしのびこんだが、鶯鶯に叱られて追い返され、憂悶のあまり病気になる。その後、鶯鶯は紅娘の手引きで、夜こっそり張君瑞の部屋にしのんできた。
鶯鶯の母親は、自分の娘が張君瑞と関係を持ったことを察し、手引きした紅娘を鞭で打った。紅娘はひるまず、鶯鶯の母親が約束を守らなかったことこそ悪い、と抗弁した。鶯鶯の母親はやむをえず、張君瑞が科挙の試験に合格したら、今後こそ二人の結婚を認めると約束した、という筋書き。 |
| 大鬧天宮∶大闹天空 dà nào tiān kōng |
西遊記の中の物語で、孫悟空が、三蔵法師の弟子になる前の話。
天帝は、下界の暴れ者・孫悟空を丸めこむため、彼に「斉天大聖」(天と同格)の称号を与える、と甘い言葉で騙す。
その後、西王母が蟠桃会(ばんとうかい)を開いたとき、悟空は招かれなかった。彼は真相に気付いて怒り、天上界に忍び込み、神々の桃や酒や仙薬を盗み食いしてうさを晴らしたあと、下界に帰った。
天帝は天将天兵を下界に攻め込ませるが、悟空はこれを撃退する、という筋書き。 |