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民族名 ジンポー族 景颇 jǐng pō
人口 11万9209人。チベット系。
居住地域 主に雲南省徳宏タイ族ジンポー族自治州の瑞麗、隴江、盈江、梁河などの県の山間部に集中的に居住。
言語 漢・チベット語系、チベット・ミャンマー語派、ジンポー語分支に属しているジンポー語を使用。

ジンポー族ジンポー族の人たちは以前からほとんどが万物に魂があるとする原始多神教を信奉してきたが、少数の人はキリスト教を信奉している。

古代ジンポー族の人びとは西康・チベット高原の南部で生活しており、その後、横断山脈に沿って瀾滄江、金沙江一帯に移住し、明代の末期、清代の初期に徳宏地区に移住し、トーアン族、アチャン族、漢族などの民族とともに山間地帯で暮らしていた。

主に農業に従事し、穀物は水稲、陸稲、トウモロコシを主としている。新中国成立以前に、ジンポー族社会にはすでに地主、富農が現れていた。

女性は編み物に長じ、数百種の色を使い、動植物の図案模様を織ることができる。

気風は純朴かつ率直で、勇敢な民族と言われている。幼い頃から大人と一緒に山に入って猟をし、背のうを背負い、長刀を腰にぶらさげ、銅製の銃砲を肩にかつぎ、堂々としている。

民族最大の祭として、「ムーナオ節(目脑节 mù nǎo jié )」があり、毎年旧暦1月15日に開かれ、3日間続く。国際的な国境町瑞麗では、ジンポー族だけでなく、タイ族、リス族、ミャンマーカチン族、インド人、パキスタン人などの姿も目立つ。
祭りの日、会場となる広場にはジンポー族の主神である「ムーナオ柱」が4本立てられる。刀を目の前にかざした男性を先導に、銀飾りの民族衣装をまとまった男女が続き、「ムーナオ柱」の周りで「ムーナオ縦歌」を舞う。

男性は、白色か黒色の丸い前開き襟の上着を好み、縁に小さな綿毛の珠が飾り付けられた刺繍入りの頭巾を被って、外出する時には、腰刀と筒状のバッグを持つ。この筒状のバッグの中には、酒が入った竹筒が入っており、知人と会うとそれを取り出して一杯のお酒を注ぎ、敬意を表す。

女性は、黒襟の前開き上着を着て、下に黒と赤の二種類の色で織ったスカートをはき、足に脚絆を付ける。盛装時は、上着の前、後ろ及び肩の上にたくさん銀の球(中は空洞)と銀の飾りを付け、首には銀のくさりや銀の鈴で作った首輪を付ける。耳には、自分の指よりも長い筒状の銀のイヤリングをして、腕には一連、もしくは二連の大きい銀の腕輪を付ける。
銀の飾りは、「女性たちの先祖は龍で、結婚すると体の鱗が銀の泡に変わる」という伝説から来たもので、その数は、力の強さや豊かさを象徴し、誰もが煌びやかに着飾って競い合う。