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| 民族名 |
ラフ族 拉祜 Lā hù |
| 人口 |
41万1476人。チベット系。 |
| 居住地域 |
主に雲南省瀾滄県、孟連県に集中的に居住している。
雲南省西南国境付近の山岳地帯や、ミャンマー、タイなど広い地域に居住。 |
| 言語 |
漢・チベット語系、チベット・ミャンマー語派、イ語分支に属するラフ語を使用している。大多数のラフ族の人びとは漢語とタイ族の言葉を両方とも話せる。
拉祜納と拉祜煕の二つの方言がある。1957年に従来の文字を基礎とした表音文字・ラフ文字が作られた。 |
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ラフとは火で虎(ラ)の肉を焼く(フ)という意味。
ラフ族はイ族、ナシ族などの民族と同様、古代羌族と同じ祖先をもち青海チベット高原から南へ移住する中で形成された。
10世紀後半に当時の大理政権から離脱し、大規模な南遷が始まった。
元・明代にはタイ族の土司統治下にあった。
18世紀から20世紀にかけて20数回の民族独立運動が発生し、中でも1799年のものが最大規模。
山岳民族として有名で、狩猟採集民族としての文化を色濃く残しており、性格の温和さとホスピタリティの豊かさは山岳民族の中でも際立っている。
ラフ・ナ(拉祜納=黒ラフ:臨滄、瀾滄、孟連、勐海一帯に居住)、ラフ・シ(拉祜西=黄ラフ)、ラフ・フ(拉祜普=白ラフ)(黄ラフと白ラフは景東、景谷、思茅、墨江、元江など広範囲に居住)などの支族に分かれており、言語や衣装がそれぞれ異なっている。
冬季は村の男性が集団で狩猟をし、獲物を村中に分配する。最もよい肉は最年長者に渡すなど年長者を尊敬する風習がある。ラフ族の家庭は血縁関係のある親戚同士が1世帯を形成しており、一般的には6~7家族、大きいものになると20~30家族になる。
ラフ族は一夫一婦制の民族で、若者達は対歌で相手を選び、男性は好きな女性の頭巾を奪って意思を表す。
夫は結婚した後、5年から10年妻の家で暮らす決まりがあり、基本的に離婚は社会的に許されないことで、離婚する場合は罰金を払う制度がある。
子供が生まれると2音節からなる名前をつける。1音節目が性別を表し2音節目が名前になる。名前には生まれ月や顔立ち、植物名や願望がつけられる。
ラフ族は古来からの多数の神と祖先を崇拝し、祭りや結婚、葬儀の時には祖先を祭る儀式を行う。仏教も広く伝わっているほか、一部の地域ではキリスト教も信仰されている。
民族最大の祭りは「拡塔節」(拡塔とはラフ語で年越しを意味する)で、毎年旧暦の元旦から15日までの間行われる。
最も重要なのは元旦から4日目までで、元旦の日の出とともに純潔と幸せの印である泉の水を汲む。2日目からは新年を祝って贈り物を持って村中を回り、親しい家々をたずね、その期間中各家では豚や鶏を殺し、酒などと一緒に神に祭る。
ラフ族の芸術では芦笙(ろしょう)舞と口頭文学が有名。
芦笙舞には30~40種類あり、足踏みの動作と体を左側に揺らす動作に特徴がある。
口頭文学の形式も多様で労働や生活に関する内容が多い。長編史詩「牡帕密帕」や「扎奴扎別」は古代の経済生活や採掘業、婚姻制度と民族の歴史が盛り込まれており、研究対象としても重要な位置づけがされている。
ラフ族には動物に関するジンクスが多くあり、例えば、牛や豚や馬などの家畜の尾が木の枝などに引っかかったときは「鬼に引かれた」として、村に災厄をもたらさないために、村の外ですぐに殺してしまう。
また、鹿などの狩りの獲物になる動物が村に迷いこんできた時は、捕獲せず村の外に放すというものもあり、もし捕まえたり食べたりすると、地盤が崩壊すると言われている。
ラフ族は犬を大切に扱っており、犬をいじめる、殺す、食べるといった行為は祖先を侮辱する行為だと言われている。もしこれを破ったものは、呪いと嘲笑を受け、村に出入りできなくなる。犬はラフ族に豊作をもたらすとされ、新年には最初に犬にえさを与え、感謝の意思を示す。
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