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中国まるごと百科事典

ウズベク族[乌孜别克 wū zī bié kè]

wuzebieke人口:1万4502人。チュルク系。
居住地域:新疆ウイグル自治区に分布しているが、伊寧(伊宁 Yī níng)、塔城(塔城 Tǎ chéng)、ウルムチ(乌鲁木齐 Wūlǔmùqí)などの都市に比較的集中している。
言語:アルタイ語系のチュルク語族西フン語支に属する、ウズベク(乌孜别克 wū zī bié kè)語を使用している。
文字はアラビア語をもとにした表音文字のウズベク(乌孜别克 wū zī bié kè)文字を使用している。
歴史:モンゴル帝国に属したキプチャク・ハン国は“ウズベク・ハーン”の支配のもとで国力が強大となったため、“ウズベク・ハン国”と呼ばれるようになった。
この国の人たちがウズベク人と呼ばれるようになり、現在のウズベク族の祖先と言われている。

15世紀にキプチャク・ハーン国が消滅し、ウズベク人たちがシルクロードに沿って新疆経由で中国内陸部に移住した。

1750年代に清朝が新疆を統一してから、中国に移住してくる中央アジアのウズベク人、特に商人が日増しに増え、こうした移住は20世紀の初めまで続きた。


主に商売や手工芸に従事するほか、教師や知識人も多いのが特徴。

民間文学が非常に豊富で、“ウルグ・ベク”などの長編叙事詩が伝わっている。

民族楽器のドタール(木製梨型胴と長いネックを持つ2弦楽器。右手の爪で掻き鳴らし豊かな響きを得る)やタンブーラ(通奏低音の為の4弦楽器。)が有名で、現代のギターやウクレレ、琵琶などの原型といわれている。

ドタールの演奏

男性も女性も刺繍のある民族帽を被り、女性は眉毛の間をペンで書いて繋げる習慣がある。

「ウズベク族[乌孜别克 wū zī bié kè]」への1件のフィードバック

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