東洋医学の基礎知識、東洋医学から考える体質や病状・未病、漢方薬や薬膳の情報です


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  • 診断法としては四診いわゆる望・聞・問・切があり、それぞれ視診、聴診、問診、触診に相当します。

    望診

    直接目で見て観察し、病人の体質や体格、精神状態、舌、皮膚、行動などによって、疾病の位置や性質、軽重、予後を判断します。

    顔色、皮膚の色

    青(肝) 青白い 虚風 風か寒か痛
    青黒い 寒痛
    青赤い 肝火
    黄(脾) 鮮やかな黄 湿か熱か虚
    黄色がかった色 湿を挟む
    くすんだ黄 脾虚
    白(肺) 虚か寒か失血
    黒(腎) 痛か寒か疲労
    赤(心) 酔ったような赤 胃熱
    頬骨の辺が赤い 陰虚火旺

    精神状態
    正常な健康の人では、精神は充実し、目は輝き、言葉もはっきりしており、顔色もよいです。
    病人でも正気がまだ損傷しておらず精神気力もしっかりしていれば、病情は重くても予後はよいです。
    病人の病情がそれほどひどくなくても、精神気持が衰えて、眼の力がなく、話す言葉も元気がないときは、正気が己に衰退しているもので、予後は多くはよくないです。
    精神の状態は顔色だけでなく動作、四肢、五官、言葉の働きに現れるが、特に眼の状態、眼の輝き、眼力に一番反映されます。健康で強壮な人は、眼は輝き、動作も敏捷で、言葉もはっきりしています。

    体型・体質
    肥っている人は、一般に多血少気で、気虚で臓腑の健運が低下し、必然的に湿や痰が生じ易いです。
    痩せている人は、一般に多気少血で、相火(虚火)の興奮を起こし易いです。
    体質の違いによって、同じ病因を受けても異なった経過を辿ます。
    元来体質が陰盛の人の病は寒化、陰虚の人の病は火化の経過を辿ることが多いです。
    肥っている人は一般に強健であることが多いので、その治療法としては攻法を用いて、直接病邪を攻めます。
    痩せている人の多くは不足なので、その不足を補いながら攻邪します。


    舌を診る場合、舌質と舌苔の二方面に分かれます。

    舌の部分と臓腑の関係
    舌の先 心(肺)
    舌のつけ根
    舌の両側 肝、胆
    舌の中央 脾、胃
    舌診の語句
    老(ロウ) 舌体が堅くしまった状態。
    嫩(ドン) 舌体が柔らかくはれぼったい状態。
    胖(ハン) 舌体がふとって大きいです。
    芒刺(ボウシ) 舌苔が盛り上がって、とげ状になっている状態。
    滑(カツ) 舌面上に水分が多く、光ってヌルヌルした状態。
    膩(ジ) 舌面がのりのような粘液の舌苔で覆われている状態。舌質は緻密で、拭いてもとれないです。
    腐(フ) 舌面が豆腐のような荒い厚い舌苔で覆われている状態。拭いたらとれます。
    舌診と症状の関係
    舌色 淡白  -  淡紅  -  紅  -  深紅
    舌苔色 白  -  薄白  -  黄  -  褐色
    水湿(痰飲) 陰虚(津虚)
    舌形 胖大(歯痕)    -    痩薄(裂紋)
    苔状 厚(潤)  -  薄  -  少(乾燥)  - 無
    血虚 淤血
    舌色 淡白        -  淤点 淤斑 紫

    聞診

    聴覚と嗅覚による診断方法です。
    聴覚面:呼吸、声の強弱、喘息、うめき、言語、咳嗽など。
    臭覚面:排泄物の臭い、痰、涙、唾液、汗、嘔吐物、経血、帯下の状態など。

    問診

    病人や病人の家族に色々と聞いて病状を把握し、その中から疾病を認識する診断方法です。

    問診の項目
    寒熱 悪寒や寒気、発熱の状態
    汗の出方や量
    頭身 頭痛やめまい、ふらつきの程度とその部位、体の痛みやしびれとその部位
    大便 色、回数、臭い、形状など
    小便 回数、量、色、臭いなど
    飲食 食欲と食事の量、口味の異常
    胸脇胃腹部 胸部と腹部の痛みの位置、性質、持続時間など
    聾・耳鳴 耳鳴、耳聾の程度と状態
    のどの渇きの程度
    月経 月経、帯下の正常異常

    切診

    切診には脈診と触診の二通りがあります。
    脈診は、指先に触れた感覚で病人の脈拍の状態を推しはかる方法です。
    触診は、肌表、手足、胸腹などの触診です。

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