立夏は春に別れを告げ、夏の日の始まりだということを示しています。
今年(2025年)の立夏は5月5日です。
すべてのものが旺盛に成長する夏の到来を告げる季節です。
立夏を迎える頃は気候が高くなり始めるので、一般的に心臓の動きが活発になるため、動悸が起きやすくなります。
心臓の機能が正常であれば脈拍の状態は力強く一定のリズムです。顔色もつやがあります。
もし心臓に何らかの異常があれば、血の流れが滞って脈拍は弱く乱れたりして、顔にも血色がなくなります。
中国医学では「夏は心気に相通じる」とされ、早寝早起きと静養に重きを置いています。
また、激しい運動で汗を沢山かくのはダメです。汗は心臓の陽の気を傷つけるからです。
朝目が覚めた時に、横になったままで軽く体を動かすといいです。
蒸し暑い天候が始まるので、疲労感、食欲不振、手足の衰弱に悩まされやすく、特に子供に多く見られます。
飲食では、酸味を多く苦味を少なくして、腎臓の働きを補い肝臓の働きを助けるようにします。
この時期の旬で料理しやすい食材は、アスパラガス、さやえんどう、筍、そら豆、紫蘇、きゅうり、水菜、セロリ、レタス、バナナ、豆腐、ゆばなどがオススメです。
暑くて湿度の高い夏。
食事や健康管理は、心臓と血液の調整に焦点を当てることができ、心を落ち着かせ、感情を安定させる効果があります。
たとえば、気分が落ち込んだり、集中できなかったり、孤独を感じることが多い場合は、ローズティーを飲むといいでしょう。
また、この時期は湿気もたまりやすくなるので、湿気をとりやすくするハトムギ茶もオススメです。