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中国まるごと百科事典

貴州省概要

中国語表記

贵州 guìzhōu

略称

黔 qián

省都

貴陽 贵阳 guìyáng

位置

中国の西南部、雲貴高原の東北部に位置している。

面積

176,100平方キロメートル

気候

年間平均気温は14度?16度。

人口

約3,762万人。ミャオ、プイ、トン、イ、回、コーラオ、チワン、ヤオ、ペー、トゥー族など56の少数民族のうち、48民族が住んでいる。

主な都市

遵義、安順、凱里、六盤水市など。

概要

『天に三日の晴れ無し』といわれるくらい雨が多い。

農業産品には米、コーヒー、酒、漆、コルクなどがあり、漆とコルクは全国トップ。特産品の茅台酒は全国的に有名。

貴州第二の都市遵義は、長征途上、中国共産党政治局の拡大会議(遵義会議)が開かれた所として有名。毛沢東の指導的地位が確立され、長征を成功に導いた。

経済的には中国で最も発展が遅れた地域で、一人当りGDPは全国最下位。

観光スポット

省内の8割が高山と高原で、“八山一水一分田(8割が山、1割が河川・湖沼、1割が耕地)”と言われている。

梵浄山は国家重点自然保護区に指定されており、第一類保護動物に指定されている金絲猴が生息している。

梵浄山、凱里の香廬山、黄果樹瀑布、清鎮の紅楓湖、織金の織金洞など。

詳細観光案内はこちら

歴史

省内では旧石器時代の遺跡が発見されている。

古代にはこの地は流刑地となっており、匪賊が頻繁に出没する危険な一帯でもあった。

秦の時代、この地に黔中(けんちゅう)郡が置かれたことから略称を黔と称する。

春秋戦国時代には楚、蜀、夜郎など7つの小国家に分かれていた。漢代は荊州と益州に分かれ、唐時代は黔中道に所属していた。

宋代に入り、土着民族が統治していた矩州が宋王朝に帰順し、“矩”と“貴”とが同じ発音であったため、貴州という名前が定められた。その後、元では三行中書省、明では貴州布政使司が設置され、清代に貴州省が置かれる。

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