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中国まるごと百科事典

吉林省概要

中国語表記

jílín

略称

吉 jí

省都

長春 长春 chángchūn

位置

中国東北地区の中部、東南は北朝鮮、ロシアと隣接している。

面積

18.47万平方キロメートル

気候

温帯大陸季節風気候に属し、季節の移り替わりが著しい。年平均気温は3℃-5℃。東は黄海と日本海に近いので、気候は温暖湿潤で、雨もかなり多い。西は海から遠く離れ、蒙古高原にも近いため、気候は乾燥している。

人口

約2,730万人。朝鮮、満、回、蒙古、シボなど、44の少数民族が住んでいる。

主な都市

吉林市、延吉市、四平市、遼源市、通化市、白山市、松原市、白城市などがある。

概要

吉林省は中国の主な食糧産地の一つでもあり、人口一人当たりの食糧占有量は中国の第一位である。森林資源も豊富であり、中国の木材、漢方薬材料の供給地でもある。

また、自動車製造の重要拠点となっている。 

全国から優秀な学生が集まる大学の街でもある。

市内には松花江、鴨緑江、図門江などの河がある。

観光スポット

白頭山、農安古塔、浄月潭、三角龍湾、松花湖などがある。

歴史

西周時代の粛慎地、漢時代は高句麗地方、唐時代は渤海国の都であった。

遼代は上京・東京に属し両道と称し、金では両路と称した。元では遼陽行中書省と称した。明代は女真族の領土となり、清代に入って都市が築かれ、「吉林烏拉」と名づけられた。のち、「吉林省」となる。

この省の東南部の長白山区はまた中国の朝鮮族、満族の発祥地でもある。

1932年3月1日、中国支配を目指した日本は「満州国」を建国、長春を首都「新京」と改称し、大規模な都市計画を行った。

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