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四書五経

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四書五経とは儒教の教典で重要な9種の書物のことで、四書は、「大学」「中庸」「論語」「孟子」、五経は、「詩経」「書経」「礼記」「易 経」「春秋」です。

もともと孔子の時代には、詩経、書経、易経が明確に整理されていただけでしたが、そのご漢代までの間に礼に関する『小戴礼』を、楽に『詩経』をあてて、儒 家の基礎経典としての五経が尊重されるようになりました。また、宋代に朱子学が興って、儒教を体系的に学ぶために儒家の経典をまとめ、論語を中心として礼 記から大学と中庸を独立させ、儒家思想について多く書かれた孟子を加えて四書としました。

四書 大学 前430頃書かれたもので、もともと『礼記』のうちの一篇。漢の武帝が儒教を国教と定めて大学を設置した 際、その教育理念を示したものとされ、要するに君子の学習方法を論じたものです。
中庸 前430頃書かれたもので、『大学』と同じくもともと『礼記』のうちの一篇。中庸とは偏りが無く永久不変と いう意味で、道徳の原理、不変の道理を論じたものです。
論語 上下20篇からなり、孔子の談話、弟子の質問に対する答、弟子同士の討論などが書かれています。
漢代には、魯国に伝わった『魯論』20篇と、斉国に伝わった『斉論』22篇、古文で書かれた論語『古論』21篇の三種類がありました。その後漢代末に鄭玄 が『魯論』を基礎として現在の20篇に集約したものが現在伝わっているものです。
孟子 孔子の弟子・孟子による、『論語』を真似た言行録。当時の儒家の標準的理解が記述されていて、孟子の仁義を 中心とした思想によって解釈されています。
五経 詩経 前470頃書かれた中国最古の詩歌全集です。西周初期から春秋中期(前11世紀?前6世紀頃)の多くの詩の 中から孔子が雅楽に合う305編を選んで編集したもので、地方民謡の『国風』、諸侯歌謡の『小雅』、天子歌謡の『大雅』、霊廟歌謡の『頌』の4章で構成さ れています。
書経 前600頃書かれた政令集です。古代からの君臣の言行録を整理したもので、聖王の『虞書』、夏朝の『夏 書』、殷朝の『商書』、周朝の『周書』の4章あり、尭・舜から秦の穆公に至るまで全58篇で構成さています。もともとは『書』あるいは『尚書』と呼ばれい ました。
礼記 前漢末期頃書かれた“礼”(戦国以前の制度・習慣)が説明された書物です。日常の礼儀作法や冠婚葬祭の儀 礼、官爵・身分制度、学問・修養などについて説明されていて全49篇あります。また、周代の官制が書かれた『周礼』や、周代の官吏の冠婚葬祭について書か れた『儀礼』と共に『三礼』と呼ばれています。
易経 前700頃書かれた古代の占術理論書です。64卦を説明する『経』とその解説の『十翼』で構成されていて、 十翼は、卦に関する『彖伝』上下、爻に関する『象伝』上下、用語を説明する『繋辞伝』上下、乾坤二卦に関する『文言伝』、配列を説明する『序卦伝』、八卦 を説明する『説卦伝』、対比を説明する『雑卦伝』からなっています。自然現象を万物の事象の象徴としてとらえ、生成変化を予測するという内容から儒家だけ ではなく、道家にも尊重されました。もともとは『周易』と呼ばれており、『易経』と呼ばれるようになったのは宋代以降のことです。
春秋 前5世紀頃書かれた魯国の歴史書です。もともと編年体の年代記を孔子が整理したとされています。『春秋』の 本文自体は各年が数行単位の簡潔なもののため、解説書として、前漢初期には『公羊伝』『左氏伝』『穀梁伝』などが伝わり、前漢末期に左丘明が編纂した『春 秋左氏伝』が主流となりました。

ちなみに、テキストは、その地位から〈経〉〈伝〉〈注〉〈義〉〈疏〉の五階に分けられます。〈経〉は、本 文、〈伝〉は、経の参考資料、〈注〉は、経伝の意味解説、〈義〉は、経伝注の字句説明、〈疏〉は、経伝注義の理由詳説です。

「四書五経」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: 鍼灸にとても大事な「五行」って何?│- 秩父っ子 - 甘党鍼灸師の呟き

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