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タイ族[傣 dǎi]

tai人口:11万9209人。タイ系。
居住地域:主に雲南省、西双版納傣族自治州と徳宏傣族ジンポー族自治州に居住。臨興の耿馬、孟定、思茅の孟連、玉溪の新平などの30県にも分布している。
言語:漢・チベット語系チワン・トン語派チワン・タイ語族に属する傣族の言葉を使用し、徳宏方言と西双版納方言がある。文字は表音文字で、インドのパーリ文字をもとに作られた傣仂文字、傣那文字、傣绷文字、傣端文字の四種類があって、それぞれ書体が異なる。
歴史:傣族は長い歴史を有し、西暦1世紀の漢語の史籍では傣族の祖先について“滇越”、“掸”、“擅”、“僚”、“鳩僚”と呼称されている。
唐・宋代には、“金歯”、“黒歯”、“花蛮”、“白衣”と呼称され、元・明代には、“白夷”、“百夷”、“伯夷”などと称されていた。


傣族は多くの支系があり、大きく分けて西双版納傣族自治州の水傣(タイ・ルー)と徳宏傣族ジンポー族自治州の旱傣(タイ・ヌア)とに分かれる。その他孟連の绷傣(タイ・ベン)、元江の雅傣(タイ・ヤー)、花腰傣など117の支系に分かれる。これらの支系は互いに言葉、文字、衣装の特徴が異なる。

古い文献、貝葉経、自民族の暦(傣暦)、著名な長い叙事詩などがあり、また彼らの音楽、舞踊、民謡、民間説話などは周辺民族にも広く影響を与えてきた。

傣族の祝日は主に溌水節(水かけ祭り)、開門節、関門節、送竜節などがある。最も盛大な溌水節はタイ暦の新年に行われ、3日から4日間行われ、人々は互いに盆にためた水を持って町に出て、「水、水、水」という掛け声とともに水を掛け合い、災を取り除いたり、祝福し合う。

農業が発達し、サトウキビ、コーヒー、サイザルアサ、バナナ、ゴムなどの熱帯経済作物の栽培に従事している。

傣族の女性は一般に狭い袖の短い上着とかかとまでの巻きスカートをはいている。男性は普通前開き式の襟なし、或は大きい襟のあるシャツを着長いズボンを穿き、白か青かピンク色の布で頭を巻く。外出時は肩に錦で作ったバッグをかけている。

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