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ダフール族 [达斡尔 dá wò ěr]

dawoer人口:約12万1357人。モンゴル系。
居住地域:主に内蒙古自治区モリダワ・ダフール(莫力达瓦・达斡尔 mò lì dá wà dá wò ěr)族自治旗と近くの旗県、黒竜江省チチハル(齐齐哈尔 qí qí hā ěr)市郊外地区と近くの県に集中しており、少数の人たちが新疆ウイグル自治区塔城(tǎ chéng)県に居住。
言語:アルタイ語系蒙古語族に属するダフール語を使用。ブトハ(布特哈bù tè hā)とチチハル(齐齐哈尔qí qí hā ěr)の2つの方言がある。自民族の文字はなく、主に漢語を使用し、少数の人たちは満州族語、蒙古語、カザフ語に通じている。
歴史:ダフール(达斡尔)とは“耕す者”という意味で、元末明初の頃“达斡尔 (dá wò ěr)”という名称が登場し、清代の康煕初年頃の文献に初めて“打虎儿 (dǎ hǔ ér)”の訳名が現れ、後に“达胡尔( dá hú ěr)”、“达呼尔 (dá hū ěr)”、“达古尔 (dá gǔ ěr)”などと訳されるようになった。各種の文献や言語、地理分布や生活習慣などから遼国スキタイ族がルーツと考えられている。

ダフール(达斡尔)族は、清代に八旗制度に編入され、辺境の要衝を守るために新疆に出征した人たちが現在の新疆塔城のダフール族の先祖である。


ダフール(达斡尔)族は、自然崇拝、トーテム崇拝、祖先崇拝を含めたシャーマニズムを信仰しており、少数の人たちはラマ教を信仰している。

ダフール(达斡尔)族の村は一般的に山の麓にあり、山の傾斜の沿って小川を向くように建てられており、家屋は小枝をつないで作った塀で囲まれた庭を持つ。家屋はほとんどレンガで建てられているが、藁の家屋もある。

■ダフール(达斡尔)族の住居
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伝統的なスポーツとしては、フィールドホッケー、馬乗り、矢撃ちなどがある。その中でも彼らが“贝阔 (bèi kuò)”と呼ぶフィールドホッケーが一番有名で、ダフール族のいる所を「フィールドホッケーの故郷」とも言う。

ダフール(达斡尔)族の女性は、偶数の年に結婚することを避け、17歳、19歳など奇数の年齢で結婚する風習がある。
大晦日は、日が暮れる前に窓を閉じ、家の外から中の人を呼んではいけない。またこの日は鏡を見てはいけないという。元旦の朝は、寝ている人を起こしてはいけない。そうしないとこの1年怠け者になってしまうとされている。元日から正月5日までは、福を逃がさないようにするため部屋の掃除をしてはいけない。

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