5月21日は「小満」。
夏の2番目の節気で、『万物が次第に成長し始め、穀物も登熟する頃』です。
気温も湿度も高くなってきますが、まだ朝晩と日中の気温差は大きく、寝冷えなどに注意が必要な時期でもあります。
中国医学では、小満の前後は『遅めに就寝して早起きし、陽を養い陰を助ける』とされています。
また、この時期は秋・冬になりやすい病気の予防をする期間でもあります。
寒くなる頃に風邪をよくひいたり、咳や気管支炎になりやすい人は、梅雨前〜夏にかけて冷たいものを摂って胃腸を冷やしてしまって水分の代謝が悪くなっていることが多いのです。
『陽を養い陰を助ける』食材は、小豆、緑豆、きゅうり、トマト、ニラ、さくらんぼ、サンザシ、鮒、鴨などがあります。