中国語表記
hénán
略称
豫 yù
省都
鄭州 郑州 zhēngzhōu
位置
黄河の中下流に位置し、河北省、山西省、陝西省、湖北省、安徽省、山東省と隣接している。
面積
16万平方キロメートル
気候
亜熱帯と温帯の間に属し、年間平均気温は12.6度から16.5度。
人口
約9,360万人
主な都市
開封市、洛陽市、平頂山市、焦作市、鶴壁市、新郷市、安陽市、濮陽市、許昌市、三門峡市、南陽市など。
概要
ほとんどの地域が黄河の南に位置しているので河南と言う省名ができた。
南北を結ぶ重要な交通路の集まる場所。
工業・農業共に発達が目覚しく、小麦、タバコの葉、巻きタバコ、ごま、トラクター、ベアリングの生産量で全国トップ。
古代,中国の中心地であったため『中原』、『中州』と呼ばれ,権力争いの場となった。
市内には黄河、洛河、淮河、大渡河などの河がある。
観光スポット
古都洛陽と開封、嵩山少林寺、信陽あたりの鶏公山など。
歴史
中華民族の発祥地と言われるように、数十万年前にはすでに人類が居住していた。
8000年前から5、6000年前に裴李崗文化、仰韶文化、竜山文化が次々と出現している。伝説では伏義、黄帝などもここを拠点としている。夏王朝は嵩山、洛陽を中心とし、大禹の治水もこの場所。
殷商時代にもここには相当発達した文明が栄えていた。安陽近郊の村、小屯で、殷代の遺跡(殷墟)が見つかり、多くの甲骨文が発掘された。
春秋時代は宋国、衛国、鄭国に所属、秦時代に南陽郡を設置。漢時代には豫州に所属、唐時代に河南道を設置、元時代になって河南行省を設置してから現在まで至る。
河南省という名称は清代になってつけられた。