中国語表記
jiāngxī
略称
赣(コウ)gàn
省都
南昌 nánchāng
位置
陽子江の中下流の南岸に位置し、東は浙江省、福建省、南は広東省、西は湖南省、北は湖北省,安徽省と接している。
面積
16.7万平方キロメートル
気候
年間平均気温は約18度。江西省の北東部、北西部および長江沿いの年間平均気温はやや低く、16度?27度。濱湖、赣江の中下流地区、撫河、袁水地域と江西省南西山間部の年間平均気温は17度?18度。撫州、吉安地区南部と信江中流地域は18度?19度。江西省南部の盆地の年間平均気温は一番高く、19度?20度。
人口
約4,368万人。回、苗族等の少数民族が住んでいる。
主な都市
景徳鎮市、萍郷市、九江市、新余市、鷹潭市など。
概要
略称の赣は省内最大の河川赣江に由来し,省名の江西は唐代の“江南西道”を縮めたもの。
省北部にある景徳鎮は古代の四大名鎮の一つで陶磁器で有名。
年間を通して比較的暖かく、米や茶、非鉄金属資源なども豊富。木材と竹の生産量は全国一。
省北部にある鄱阳湖(はんようこ)は中国最大の淡水湖。そのかたわらにそびえる廬山(ろざん)は中国有数の景勝地。
市内には陽子江、赣江などの河がある。
観光スポット
廬山、井岡山、三清山、龍虎山など。
歴史
春秋時代から中国東南部の有力要地として発展していた。秦代には九江郡が置かれ、漢代は揚州と呼ばれた。
唐の時代、江南西道の管轄に置かれたので江西と称されるようになった。
省都・南昌は1927年8月1日に中国共産党が武装蜂起した所。
井岡山は毛沢東が「秋収蜂起」を指導し数百の兵士を率いて立てこもり、農村革命の根拠地「中央蘇区」を築いた。
また福建省との境の瑞金(ずいきん)はかつての中央労農政府の所在地。