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中国まるごと百科事典

基礎

外感 六気と六淫

六気 大自然の気象の状態をあらわすのに、風、寒、暑、湿、燥、火という6つの気象現象をとらえ、これらをまとめて「六気(ろっき)」といいます。 季節 期 間 季節の特徴 気象 春 2月~4月 温かくなり始める季節で、春温とも

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診断方法

診断法としては四診いわゆる望・聞・問・切があり、それぞれ視診、聴診、問診、触診に相当します。 望診 直接目で見て観察し、病人の体質や体格、精神状態、舌、皮膚、行動などによって、疾病の位置や性質、軽重、予後を判断します。

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八綱

八綱とは、疾病の複雑多岐にわたる症状を、陰、陽、虚、実、寒、熱、裏、表の八つに分類分析し、疾病の証を決める重要な方法です。 その中で陰陽の両綱は、他の六綱(虚、実、寒、熱、裏、表)を総括しています。 陽 陰 実 熱 表

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気・血・水(津液)

気・血・水(津液)とは? 「気」は人間の生命活動を維持する力です。「血」は各臓器や組織に栄養分を与え、「水(津液)」は全身を潤します。「血」は「気」によって全身を巡り、「気」は「血」から栄養分を与えられてその力を発揮しま

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陰陽

陰陽とは、世のなかの事象がすべて、それだけ独立してあるのではなく、陰と陽という対立した形で世界ができあがっていると考える原理です。 一切の事物すべてがもっている対立的事象で、どのような事物もすべて陰陽対立の矛盾性があり、

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内傷 精神素因・生活素因・内性素因

精神素因・七情 七情とは喜・怒・思・憂・悲・恐・驚の7種類の感情の変化を示したものです。七情の刺激は直接内蔵に影響して疾病を引き起こす原因となるので、「内傷七情」とも称されます。 ただし、これら7種類の感情の変化は外界の

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病気の原因

中国では、古代から病因を様々な方法で分類してきました。 とくによく使われていた病因の分類に、体外の原因である「外感」と体内の原因である「内傷」の2つに分類する方法があります。 外感には六淫・疫痢・外傷・虫獣傷・寄生虫など

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五臓六腑の相関と三焦

五臓六腑

臓腑とは身体のいろいろな機能を系統立ててとらえたもので、五つの臓と六つの腑があります。 これを総称して、五臓六腑といいます。 五行 木 火 土 金 水 陰 五蔵 肝 心 脾 肺 腎 陽 六腑 胆 小腸 胃 大腸 膀胱 三

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五行

五行説は中医学の理論を支える自然観の一つで、中国独自の自然哲学です。 自然界のすべての物や現象を、生活に関係の深い「木(もく)、火(か)、土(ど)、金(ごん)、水(すい)」という5種類の要素の特性や、相互関係、運動からと

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